また、監督をしたり、関わったりした作品の中には、「三池モパ」「三池イエロー」「三池ドコモ」などの名前で、俳優としても出演しているものがありますが、なかなかの演技で存在感があります。今まで観た中では、『喧嘩の花道』の日雇い労務者役で、主役のひとりに居酒屋で刺されるシーンなどはなかなかの演技です。また、『蘇る金狼2』では、哀愁も感じさせるような存在感のある重要な役を演じています。また、その他にも、演技者として多数の出演作品があります。
だいぶ前に、なにかのインタビューで知ったのですが、三池監督は、映画監督になる前の若かりし頃、チャールズ・チャップリンの映画を観るために映画館に出かけたそうです。しかし、その映画館が込んでいて立ち見になると言われ、立ったまま観るまでもないと、たまたま、「あまり観客が入っていないので座れる」と言われた映画を選んで観たのだそうです。それが「悪魔のいけにえ」でした。
それから何年もたって、監督として「夕張ファンタスティック映画祭」に参加した時、三池監督は、そこで、あの“空いていたから入った映画館”で観た作品『悪魔のいけにえ』の監督と、同じ監督同士として並ぶことになったのです。三池監督は、こころの中で「ありがとう」とつぶやいたそうですよ(笑)。
もし、その時に、チャップリンの映画を観ていたら、どうだったのでしょう。そんなことを、三池監督も夕張で頭を過ぎったそうです。
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