2007年12月04日

大阪最強伝説 喧嘩の花道

この映画とは、巡り会うべくして巡り会ったと思っています。

もちろん、今だからいえることなのですが…。友達の弟が、ことりあえず、せっかくだから観てみよう…と軽い気持ちの映画のVIDEOを持っていて(ちょっとヤンキーです…死語?)、遊びに行ったときに、みんなで鍋パーティをしたんですが、その時に、その弟がこのVIDEOを観ていました。私の気持ちは“鍋”のほうに向いてましたから、なんとなくのBGMで…というのが最初の出会いでした。

帰りに、VIDEOを何本か借りて帰りました。翌日、ひとりであらためて観たんです。この『大阪最強伝説 喧嘩の花道』を…。「な、な、なんじゃこりゃー!おもしろいじゃないかー!」というのが、あらためてじっくり見た最初の感想でした。全然、期待していなかったのです。で見始めました。でも、この時に監督うんぬんなどということは、まったく考えてはいません。内容がおもしろいと思っただけです。

しかし、その後、レンタルビデオを見に行って、何本か借りた中に、“監督 三池崇史”という名前を、また見つけてしまったのです。

しかも、『喧嘩の花道』とは、まったく違うものであったのですが、そちらを観て、あらためて、興味津々になってきたのが、三池ウォッチャーの始まりでした。ですから、私の三池ウォッチャーとしてのスタートは、この『大阪最強伝説 喧嘩の花道』なのです。今でも、なにか気分がへこんだ時は、なぜかスカッとできるこの映画を観るんです。もう、主要登場人物のせりふまで覚えてきているほどです。



■あらすじ

パトカーの回転灯のアップから始まり、逃げている若い男と紙包み、いっしょにいるのは怪しい東洋人…という始まり方をします。これだけだと、とてもハードな裏社会の映画か…と思ってしまいがちですが、そのあと、コテコテの大阪弁が炸裂する電気屋前、電気屋の主人は衛星チューナーの売り込みのためか、「衛星放送でっせー!」と呼び込みをしています。衛星放送の画面では、東京ドームで格闘技の試合が始まろうとしています。因縁の対決です。電気屋の前には、ボクシングの試合を観るための人だかり、どちらが勝つか賭けをしています。まさに、昭和を感じるシーンです。

そして、ドラマは過去へとさかのぼり、学ランを着た威勢のいいお兄さんたちの青春グラフティが始まります。いきなり、線路脇の路地での喧嘩シーンです。リーゼント、パンチパーマにハイウエストのゆるーいズボン、長ランの男子たちです。まだ、短い学ランではなく、それ以前の長い学ランの時代設定です。革靴のつま先はあくまでも尖っています。女性は茶髪に短いセーラー、くるぶしまでくるような長いスカートです。今はまったく見かけなくなった学生鞄ですが、これもぺったんこの空っぽ、まるで板のようです。

浪速西高の玉井カズヨシ(やべきょうすけ)は、ある時、天南高の浜田タケシ(北村康)という喧嘩が強いすごい男がいると聞いて、「決闘じゃ」と学校に尋ねていくところから、物語が進んでいきます。喧嘩、喧嘩に明け暮れながらも、それぞれが、少しずつ成長して、なにかにけりをつけ、なにかを選んで進んでいく姿が描かれています。

懐かしく過去が蘇る人もいるのではないでしょうか。かく言う私も、お風呂でお湯を通したり、布団針で鞄のマチの部分を縫い縮めたり、入浴時におしりの下に引いたりまでして、鞄を潰していました(おはずかしい…でも懐かしいです)。

・原作 二宮清純
・監督 三池崇史
・脚本 NAKA雅MURA

配役
・カズヨシ やべきょうすけ
・トシオ 奥田智彦
・タカシ 北村康(北村一輝)
・リツコ 今村涼子



随所に、コテコテの笑いや、ボケと突っ込みの絶妙なシーンが盛り込まれています。登場人物のせりふの一言、一言が、あるいは、お笑い番組を観るより面白いかもしれないと感じさせる絶妙なやりとりばかりで、思わず、ニヤッとしたり、吹き出したり、声を出して笑いたくなるシーンがあります。つくりごとの映画ではなく、登場人物が今もどこかにいるかのように、生き生きとしています。

しかし、その間には、祖母とカズヨシの関係、タケシの家庭環境や妹との関係、空手の師匠との出会い、玉井とトシオの友情。トシオの恋、父親の事情など、ただ、単純に喧嘩に明け暮れているわけではない、繊細な若者達の群像が描かれており、はき出したい何かを拳にぶつけて行く青春のストーリーを感じることができます。意味もなく、むしゃくしゃしたり、なにかが鬱積していたり…と、どんどん大人の世界が見えてくる年代の、様々な葛藤も、邪魔にならない重すぎないバランスで、主体として幅をきかせない程度に、彼らのバックボーンとして、しっかり存在しているのです。

強いヤツがいると聞けば、すぐに喧嘩を挑みに行くという単純明快な行動をとり、負ければ勝つまで何度でも、喧嘩を挑み、その中で出会う様々な出来事や人たちに影響されつつ、少しずつ大人に近づいていくという、まさに青春ストーリーです。

しかし、“青春”という言葉を使うことが照れくさくなるような、やんちゃなストーリーであり、ベタベタな青春ものではありません。軽快なリズムで進んでいきますが、一般的に、世に溢れているピュアを全面にだした青春映画といわれるものよりも、むしろ、こちらが、青春の等身大と思えるようなシーンが盛りだくさんです。

昔、やんちゃだった人は、そっくりそのまま懐かしさに浸ることができるでしょう。そうでなかった人も、懐かしく学生時代を思い出せます。もちろん、現役の「好青年」は、固いこと抜きで楽しく観ることができるでしょう。(好青年…という言葉は、劇中で、カズヨシの祖母が、トシオを呼ぶときに使っている呼び名でした…ここも意味が深いです)カズヨシを好きな女子高生・リツコ(今井涼子)に思いを寄せるトシオの葛藤、父親、コンプレックスなど、流されていく人生や、リツコのその後など、印象深く残ります。彼らのバックボーンを観る上でベースにおかれますから、その上での笑いということで、見終えたあとも、重くはないけど、ただのヤンキー高校生の青春グラフティという、数ある中の同じカテゴリーの作品とは一線を画す作品であると感じるのかもしれません。



注目すべき点として、やべきょうすけ演じる玉井和義(タマイカズヨシ)の天敵、天南高校の浜田武士(ハマダタケシ)役は、まだ、本名で出演している北村一輝さんです。この作品以前にも何本かの作品に出演している北村一輝さんですが、実質的には、この作品が、世に出るデビュー作といってもよいのではないでしょうか。「三池監督との出会いは、自分に大きな影響を与えている」と、ご本人も言っているようです。最近は、ソフトな優しい男の雰囲気の役柄も多いように見受けられますが、『喧嘩の花道』で、北村一輝が演じるタケシは、最高にいいキャラクターをしています。もともと、大阪出身らしいですが、コテコテの関西弁に、学ラン、パンチパーマにそり込みが入り、眉毛も激細の北村一輝です。これは、最近のイメージしか知らない人にとっては、かなりのレアものでしょう。北村一輝さんの“一輝”という名前も、三池監督が名付けの親となっているほど縁が深いようです。

最近では、劇場版『龍が如く』で、監督と主演という関係でした。この作品で出会った二人ですが、北村一輝さんも、やべきょうすけさんのように、以後、数々の三池監督作品に登場してきます。三池監督作品で観る北村一輝さんは、個性的で力のある目力が、ふんだんに発揮されているように思います。



『非常にばかばかしい映画なんです。単純明快な映画なんです。でも、切なくて甘酸っぱさもある映画なんです。ずっと印象に残るんです。懐かしいんです。面白いんです。見ていて、思わず、「バカか…」と吹き出してしまうシーンが満載です』

このように単純に、箇条書きで語れるのが、この作品の良さでもあると思っています。しかし、その実、語ろうと思えば語り尽くせないほど、細かい部分に、アイデアが盛りだくさんなのが三池作品です。クルクルパーマのワッフルみたいな髪をしてサングラスをかけ、居酒屋で飲んだくれ、トシオの父親をバカにした話題で盛り上がっている日雇い労務者役をしているのは、なんと、三池監督なんです。ここでは、役者名“三池ドコモ”として出演しています。とても自然な演技で、俳優が本業のように思えてしまうほどです。トシオに刺されるシーンもすばらしい演技でした。

1996年の作品ですが、元プロレスラーの前田日明さんや、元プロボクサーでもあった俳優の赤井英和さんらの、高校時代のエピソードなどにヒントを得た、二宮清純さんの原作小説を映像化したものだそうです。原作をかなり崩した形で作られているそうで、いわば、おもいっきり、三池監督カラーで作られたといってもいいのではないでしょうか。脚本は、NAKA雅MURAさんですが、三池監督の作品にはよく、登場する脚本家です。せりふには、むしろリアルであって痛快なテンションがあり、切り返しのテンポがよくて、大好きです。

三池崇史監督は、この作品以前にも、映画だけでも20作品近くに関わっていますし、監督をした作品は、オリジナルVIDEOなどを含めれば、さらにその数は多くなります。残念ながら、まだ、この作品以前に監督されたものは未見なのですが、その中にはいくつか観てみたいと思っている作品もあります。


しかし、なんといっても、この“青春グラフティ”とでも言えそうな、『大阪最強伝説 喧嘩の花道』は最高です。現在公開されている『クローズZERO』と同じような年代を主人公に扱った映画です。しかし、こちらの作品は、クローズとは違って、昭和のにおいが色濃く出ています。懐かしいと思いながら観る人は多いと思います。また、現在、主人公と同じ年代の平成生まれの人たちであっても、楽しめる作品だと思います。

「まだまだや。生きてる限り、どっこい!本番はこれからや。負けたらあかんで。今おまえが考えてるもんと、人生は違う。戦こうていけー!好青年!」

これは、ラスト近くで、逃げ回るトシオに、カズヨシの祖母(タイヘイ夢路さん)が語るシーンです。これは、霊なのですが…。集約されている大事な言葉でもあるように思いました。

しかし、そんなに難しいことは考えず、楽しく笑って、スカッと元気になれる作品であると思います。映画『クローズZERO』を観た人は、この作品も、また、ちょっとレトロな時代感覚も含めて、楽しめると思います。
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2007年11月26日

オーディション 2000年

■あらすじ

主人公の中年男性は、石橋凌さんが演じているのですが、ビデオ会社を社長・青山です。青山は、妻を亡くして息子と二人で暮らしています。あるとき、新作ビデオのオーディションをすることになるのですが、青山は、その中から理想の再婚相手を探そうとします。オーディションで見つけた、理想の結婚相手・麻美(椎名英姫)に、どんどんのめり込んでいく青山だったけれど、実は、麻美は、愛するものに対する執着がすごい女性でした。

監督 三池崇史
原作 村上龍

配役
・青山重治 石橋凌
・山崎麻美 椎名英姫
・青山重彦 沢木哲
・吉川泰久 國村隼
・青山良子 松田美由紀

他に、三池組の作品では、常連ともいえる石橋蓮司さんも出演しています。

ロマンチックな恋愛映画のように思えるシーン、官能的なシーンなどあります。前半に、それがあるが故に、「人って怖い…」と、むしろ、霊的な現象や、残虐なことなどより、それ以前の部分が怖いと思えます。前半から後半への展開、みるみるうちに甘い恋愛ものがホラーに変わっていく様子は、怖いのに引きこまれていく、まさに、三池ホラーでした。この急展開…。見終えてみて、思ったのは、肉を切断したり、舌に注射針を刺したりというシーンは、やはり私はダメでした。あの音が離れません。キリキリ…(怖)。三池監督ファンといいつつもホラーそのものがダメです。これは、三池ホラーの熱烈なファンの方からは、邪道・外道の扱いになるのかもしれませんが…。

しかし、前半は、恋愛シーンのような感じで静かに進み、中盤に入って、幻想シーンとでもいえばいいのか、夢うつつなシーンが展開されます。そして、後半に入って、どんどん怖くなってくるのですが、この構成も、すごいし、中盤は意外と好きでした。しかし、後半のための前半、中盤ですからね。観客を飽きさせない独特の映像で、3つの大枠で展開していきます。「この怖さ」は、おばけを見て怖いと思う感情とは違って、人の怖さを感じるので、こころに残りますね。拷問シーンは、ショッキングなのですが、こういうの、観たくないと思いながら、怖いと思いながら、体が固まって釘付けになるものです。瞬きの回数が、逆に減っていくのがわかります。足を切断するシーン、観ていて、自分の足が、なにか違和感を覚えてきます。『ミザリー』を思い出しました。自分には、ミザリーが限界だとつくづく思いました。

本当にたくさんの作品がありますが、ホラー系は苦手です。三池監督の作品でなければ手に取ることもなかったでしょうが、やはり、パッケージを観ると、観たくなるのが心情です。三池監督の作品でも、年に2回くらい、「ユウキとカクゴ」を決めて、レンタルビデオで鑑賞しています。

この映画…。怖いです。残虐なシーンが…というより、この映画そのものが怖いです。しかし、恋愛ということを考えたとき、それがこのような残虐なことをするかしないかの話はあっても、相手に対して、それ相応の範囲内で、いわゆる「束縛」や「縛り」みたいなものがあることってある場合が多いと思います。そこいらへんから、考えると、この映画は、恋愛の深層心理の裏表まで見せられたような気にもなってしまいます。やはり「人」が一番怖いですね。恋愛するのが怖くなったりして…(笑)

三池作品は、いつも、音やカメラアングルというか、撮し方がとても巧妙で、その技法に感動するのですが、この作品、後半などは、余計に臨場感を感じます。三池監督の作品は、ホラー、そうでない作品に限らず、カメラの使い方に、「誘われて引きこまれる」マジックがあります。
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三池崇史監督・世界ベスト25ホラーに選出

三池崇史監督といえば「ホラー映画」というイメージは日本でも強いが、「やくざ映画」というイメージもある日本と比べると、圧倒的にホラー監督のイメージが、より強いのは海外だろうと思います。

先頃(2007年11月2日)、米国の有名誌「タイム」では、「ホラー映画のベスト25」を選出して紹介したようですが、順位はつけてないものの、三池監督の『オーディション』が選ばれました。

この作品は、石橋凌さんが主演しています。村上龍さん原作の本を映画化したのですが、これは、本当に怖いです。怖いものみたさで見ても、…怖いです。しかし、さすが三池監督といえる作品であり、ホラーが好きな人は是非、一見の価値ありではないでしょうか。私はレンタルで観ましたが、後半は、かなり気持ち悪かったです。しかし、ストーリーそのものの構成がすばらしいと思いました。基本的に、三池崇史監督作品でも、ホラーを観るのは、他作品と比べれば圧倒的に少ないので、かなり選ぶときは、「こころして」選び、かなり構えて、鑑賞に入ります。ホラーが苦手な人間にとっては、その内容がどんな具合なのか、全体のストーリーを人から聞いただけでは、それを信用できず、それ以上に構えてしまいます。

しかし、このような選出をされた作品であるので、次項でご紹介しようと思います。基本的には、ホラーの鬼才といわれている監督ではありますが、私自身はホラー以外の三池作品のほうが圧倒的に多く観ています。
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2007年11月25日

映画『クローズZERO』

初めて、『クローズZERO』を知ったのは、ネットの記事ですが、その後まもなく、CSで、映画宣伝を観ました。『龍が如く』『スキヤキウエスタンジャンゴ』と立て続けであったので、単館上映のような作品ではなく、全国一斉公開の作品がこんなに続くと思っていませんでした。宣伝を観たときは、びっくりしました。

常に、休みなく撮りつづけている監督なのですね。わたしのイメージとして、まさか、三池監督が、こんなに、現在、大人気のイケメン俳優たちをつかって映画をつくるとは思っていなかったのです。やはり、まだまだ、三池ウォッチャーとしては“ひよっこ”です。この二人を“まんま”と三池WORLDに染めることに成功しているようです。

学ランを着て、リーゼント、暴力、熱、破壊、男ーーーっ!という世界に存在する、「花より男子」や「花ざかりの君たちへ」の小栗くんや、「電車男」「世界の中心で愛をさけぶ」の山田くんなど、想像もしていませんでした。もちろん、この二人の演技力もある故のことでしょうが、三池監督にかかると、誰でもがその世界にズッポリとハマって、映像に登場してきそうな気がしてきました。


この作品は、高橋ヒロシさん原作の劇画らしいですが、ずっと映画にすることに対して「OK」が出なかったようです。今回、やっと、三池監督のもと、劇場用映画としてつくられたということです。

ストーリーとしては、凶暴な不良男子高校生たちの派閥抗争が軸になっています。このように、“男子高校生”、“不良”、“喧嘩”というキーワードで作られた映画は、過去たくさんあったのですが、1970年代〜90年代に、バイク、暴走族、グループ同士の抗争などを扱った映画やVシネを観てきた大人達にとっては、どこか懐かしさや、忘れかけてるパワーを思いだしたりして、元気になれる映画かもしれません。また、現役の高校生にとっては、新鮮なパワーであり、若者が誰でもこころの中にある爆発しそうなマグマを映画を通してはき出すことができるかもしれません。

破壊と暴力、不良…というキーワードで物事を、上辺だけで計る大人たちにも是非観てほしい作品だと思っています。ポスターを観ただけでパワーを感じます。この映画も「愛」ですね。

個人的には、ヤベキョウスケさんも出演されているのがうれしいです。ヤベさんも、三池組の作品では印象深い俳優です。

こちらは、映画『クローズZERO』の公式HPですが、開いた瞬間、ワクワクしてきます。
公式HPも、とても濃い内容でつくられていて楽しめます。
http://www.crows-zero.jp/index.html

アメーバブログでは、公式ブログもあるようなので、覗いてみてください。
http://ameblo.jp/crows-zero

三池監督の作品の中でも、個人的には、どちらかというと、
このような作品が好きな作品に多いかもしれません。
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2007年11月24日

映画クローズZERO 小栗旬・山田孝之

大ヒットだそうです。ただいま全国で上映中の映画『クローズZERO』は、主演に、今もっとも注目されているイケメン俳優・小栗旬くんと、実力、人気ともに兼ね備え、若い俳優の中では、群を抜いているのではないかと注目の山田孝之くんです。

小栗旬くんの出演作品としては、テレビドラマで「花より男子」「花ざかりの君たちへ」を観ています。ソフトなイケメンという感じで好感が持てました。映画では、「あずみ1.2」を観ています。また、舞台では、蜷川幸雄さんの演出であるシェイクスピア作品などにも出演したりと、今年、もっとも活躍した若手俳優として注目されているのではないでしょうか。また、小栗旬くんは、今年、公開された三池監督の作品『スキヤキウエスタンジャンゴ」にも出演しています。小栗くんも、すっかり三池組の仲間入りということでしょうか(笑)

山田孝之くんのインパクトはとてもありました。テレビドラマでは「ウォーターボーイズ」を観ていました。また、劇場版「電車男」で演じたヲタクの役に関しては、初めて主演の電車男を演じると聞いた時には、正直、違和感を感じましたが、おどおどとした所作、ラストシーンに向けて、エルメスに勇気をもって告白していくシーンなどは、つい、心の中で「がんばれ…」とつぶやきたくなるほど、すっかり見入ってしまったほどです。

そして、私にとって、なんといっても印象深かったのは、「世界の中心で愛をさけぶ」と「白夜行」でした。ウォーターボーイズや、電車男を演じる山田くんが、白夜行などの、どうしようもなく切なく虚ろなこころを持つ、繊細でピュアゆえの狂気ともいうべき難しい役どころをしっかり演じていました。
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